現地だより3

記念講演・平田オリザ氏,アラカルト,テーマ別分科会などで盛大に開催!
記念講演・平田オリザ氏,アラカルト,テーマ別分科会などで盛大に開催!
東京大会現地実行委員長 菊地 英   
(埼玉・元立正大学講師,さいたま市立日進中学校教諭)

福島から東京へ

  • 福島・東京スタッフの引き継ぎ 2016年11月3日,福島大会のニ階堂副実行委員長,伊藤事務局長から全国大会開催を引継ぎました。東京大会は,子どもの貧困,いじめ,格差の広がり,教師は超多忙化の中で開かれます。財界,政府の推進する「グローバル化」が英語教育の現場に入ってきて新学習指導要領の問題点が明らかになってきています。中学,高校は「授業は英語で」,指導法として「アクティブラーニング」が押しつけられようとしています。小学校では5・6年が「英語科」となり,3・4年でも英語を学習します。さいたま市では,オリンピックに合わせ,2016年度から小学1年から中学3年まで「グローバルスタディ科」となり研究指定がスタ―トしました。テキストも作成され使われています。現場から批判の声が上がっています。

魅力満載の東京大会!

  •  新英研54回全国大会は8月の5,6,7日の3日間,立正大学品川キャンパスで開かれます。今年度もメインテーマは「すべての子どもたちに外国語を学ぶ喜びと平和な未来をひらく力を」です。分科会前半はアラカルト方式で2つの時間帯で,後半は従来の10分科会(教材,読み取り,英文法,音声,学力,仲間と,遅れがちな子,自己表現,平和・人権,入門期)が開かれます。今年は開催地が東京ということ,小学校教師の参加も期待できます。関東8都県教育委員会に後援の要請をしています。700名の参加で成功させたいと思っています。記念講演は,劇作家の平田オリザ氏。「日本の新しい国のかたち」「日本人のあり方」「演劇の役割」「コミュニケーション論」等について語っていただけると思います。

真に子どものための豊かな英語教育を!

  •  英語教育は課題山積の中,2016年11月4日,日本学術会議の言語・文学委員会から「初等中等教育における英語教育の発展のために」として3つの提言がなされました。真に子どものための豊かな英語教育を追求するためにこの提言から大いに学びましょう。
     日本は,第2次世界大戦の反省,教訓に学び70年間平和国家として歩んできました。2015年,2016年は平和国家が大きく揺らぎ,戦争する国へと歩み始めました。世界に冠たる憲法9条を持つ日本国憲法をしっかり守っていく必要を強く感じます。

新英研の歩みに自信と誇りをもって

  •  新英研は2017年で創立59年を迎えました。全国大会は今年で54回を迎え,月刊誌『新英語教育』は1959年に発刊され,571号発行され続けてきました。現場にあって,外国語(英語)教育で子どもの成長,発達を支えてきたことに自信と誇りをもって進みましょう。また「教え子を再び戦場に送らない」ことをもう一度みんなで誓い合いましょう。大会の閉会式で,皆さんとWE SHALL OVERCOMEを歌うのを楽しみにしています。東京大会に誘い合ってご参加ください。

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